コンゴ民主の食文化はベルギーの影響を多分に受けている。フランスに近いとも言える。とはいえ、宗教と同じで原住民の文化が底流にあるのだが。だから、何でも食べる。植物は料理用バナナ、キャッサバ、ヤムイモ、タロイモである。
何でも食べるのだが、川があるから、そこの魚が主要な動物タンパク質である。
大きな船には乗員がたくさんいる。だから食べ物がたくさん売れる。ということで、われわれの船にも原住民の小舟が近づき、食べ物を売りに来る。やはり魚が多い。大小様々、生きたのもいれば、干したのもいる。
写真は生きたナマズである。船のコックがそれをさばき、ぶつ切りにする。料理方法は塩と調味料で焼いたり、スープ風にしたり、唐揚げにしたりだった。なかなか美味い。他にコイのようなのや、スズキのようなのも食べた。
干した魚は竹で編んだ籠に入っている。黒い。燻製風にしてあるのだろう。いかにもグロテスクである。食欲をそそらないものの、スープ風にしたのを食べたところ、良い出汁がでていて、これも美味かった。
2017/01/18