コンゴを旅行すると「ヒーホー」と声をかけられる。東洋人=中国人とみなされ、挨拶されるわけだ。ヒーホーとはニィハオのことである。どういうわけか、コンゴだけヒーホーとなる。
同行者の一人が、「Nの発音ができないからではないか」との説を唱えていた。そうではなく、たんに誰かが聞き間違えただけかもしれない。それはともあれ、「こんちわ」と言い直したりしたものの、あまりにも多いので面倒になる。
その中国人の評判は良くない。一例がある。
ある村でキャンプしようとした時、バアさんが(といっても、ひょっとして僕よりも若いかもしれない女性が)出てきて、我々に怒鳴りたてる。ガイドが言う(通訳する)には、その昔(若い頃)、キサンガニで中国人に金を踏み倒されたらしい。だから、我々「ヒーホー」に悪態をついていた。「日本人やで」と何回も言って、何とか納得してもらった。同行者の一人がちょっとしたプレゼント(余り物)をバアさんに渡したのも効いたらしい。
ヒーホーは空飛ぶ物も四つ足も、さらに足なしでも何でも食べる。小説を読むと、二つ足も食べた。それと同じことが、すでに書いたブログから明らかなように、コンゴでも生じている。
だから犬や猫が飼われていないのかというと、そうではない。犬は番犬として、村でかなり飼われている。猫はホテルで見かけた。レストランで食事をしていると、寄ってくる。
ムバンダカのホテルの猫はコックに飼われているらしい。人懐っこく、足元で寝てしまった。このニャーオの食われてしまう経済的混乱がコンゴに発生しないようにと、祈らずにはいられない。
2017/01/22