次はまさに低山の紹介、加藤浩二君の世界である。講演は那覇市内だった。那覇には何回か立ち寄り、友人の北原氏にいろいろ案内してもらっていたが、山には行ったことがない。そこで、地形図を持ち出して探してみた。
市内に2つあった。1つは城岳(ぐすくだけ)、もう1つは弁ヶ岳(べんがたけ、べんだき、びんぬうたき)である。
城岳(31m)はモノレールの旭橋駅からすぐである。那覇から石垣島に飛ぶ朝、少し早起きして城岳の頂上を踏んだ。ホテルから10分程度だった。
泊まっていたホテルはダイワハウスの子会社が経営するホテルで、旭橋駅と県庁前駅の間にあった。市役所(県庁の西隣)の西側を南に下り、大きな通りを東に上っていくと県立那覇高等学校がある。その東の外れ近く、向かいに、南に上がる細い道がある。いかにも丘に続く道の雰囲気である。それをたどると公園に出る。
公園の北西側の縁に石碑があり、三角点がある。三角点はコンクリートに埋もれていた(写真)。展望があるものの、市内のビル群が高くなってしまったため、標高31mでは多くを期待できない。
城岳、かつてはもう少し高く、森林だったらしい。戦中には激戦の場となり、戦後に山頂部が削られて平坦にされ、公園化したとのことである。
2017/02/11