祇園の北側、おが和という和食の店に入った。東京から知人が来て、どこから情報を仕入れたのか、予約までしてくれた。席はカウンターのみで6席だったと思う。なかなか美味かった。
ブリやマグロなどの魚をいろいろとアレンジして出してくれる。フグの白子を薄く切ったのに三杯酢をかけたのは良かった。椀はカニの真薯にカブを粗目に刷ったのがたっぷりとかかっていた。これが最高だった。
焼き魚はタチウオだった。身が分厚く、皮も狐色に適度に焦げているので、言われないとタチウオとはわからない。これも美味い。
ご飯も凝っていた。マグロのヅケ、金山寺味噌、カラスミ、ジャコなどがあり、それを組み合わせて白いご飯の上に乗せてくれる。出汁でお茶漬け風にしてもいい。お代わり自由、何杯でも食べられそうだった。
日本酒は滋賀のものが多かったように思う。魚をつまみながら、ちびちび飲むのに最適だった。
値段はどうか。払いながら、知人が京都の相場からしてどの程度かと質問した。祇園界隈の平均より多少高めだと思う。新鮮な魚が多かったから仕方ないのだろう。
2017/02/04