桜の季節は気持ちがいい。日も長くなった。そこで夕方、大文字山に入った。前回入ったのはわずか3日前だったのに、山の様相が変わっていた。
そう気づいたのは銀閣寺への参道を歩いているとき、目の前の大文字山の周囲が赤みを帯びていたからである。木々の芽吹きである。
山の中に入り、登山道を歩くと、その芽吹きが間近に見られる。赤味がかった木の芽が多い中、黄緑色のもある。「これからしばらく楽しめそうやな」と思いながら、大文字山までの登りを歩いた。
写真は、大文字山を越してすぐ下の林である。多くの林が枯れた中で、15年間大きく変わらずに残っている。山頂と銀閣寺とでは気温が違うから、まだ芽吹きは目立たない。それでも少し赤味が差してきている。
2017/04/04