隅田川のついでに立ち寄ったのが新川大神宮である。そもそも「新川ってどこや」というと、地下鉄では東西線、茅場町駅から東へ、花王の本社の前を通り、永代通りを隅田川に向って歩けばいい。
霊岸橋を渡ると新川界隈に入る。江戸時代、白壁の酒問屋が並んでいたという。江戸名所図会にも登場する。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/994931
隅田川へと通じる堀があり、上方で醸造され、船で運ばれた清酒が荷揚げされていたとのこと。今でも清酒関係の会社(白鹿、金杯、國冠など)がある。少し前まではキリンの本社もあった。酒ではないが、ミツカン、日清オイリオ(日清製油)の液体食料品のビルもある。
そんな新川の象徴が新川大神宮らしい。先の江戸名所図会に書かれているくらいだから、かつては賑わったのだろうが、今はビルの谷間にこぢんまりとある。「大神宮」というイメージで探せば間違う。桜が1本だけ、ここでも満開だった。
2017/04/09