4/13に書いた続きである。某新聞社は、新卒の学生に人気のある企業をランキングし、公表している。その企業名を見て、「ほんまのとこ、こんな企業でええんやろか」と思ってしまう。
端的に言うと、学生は就職先に関して勉強不足である。ブランドというか、名前を知っているというか、それだけで答えているのだろう。
もっと良い企業がたくさんある。誰も狙わない企業に入れば、大事に育ててもらえる。万が一、その企業が嫌になったのなら、辞めればいい。
そもそも、親が「◯◯ちゃん、??企業に入ったら一生安定やさかいに、それに寄らば大樹の陰やと言うやろ」と推薦されたからではないのか。それとも、初任給がいいとか。
前にも書いたように、安泰そうで素晴らしいな企業なんて、どこにもない。そんな一見安泰そうな企業がとんでもないことになった好例なんて、いくらでもある。ここで名指しするのに無難なところとして、東電がある。
親の世代からして、選択を誤ってきた。石炭、製糸、鉄鋼、造船、金融(この辺りまで来ると、関係企業には「ごめんなさい」であり、僕も同類かもしれないが)・・、間違いを繰り返している。それぞれの業界において、日本の大企業が世界に羽ばたければ別の展開になった(なる)のだろうが、現実は非常に厳しい。
さらに言うと、初任給で選ぶなんて、ここが日本だとすると(ここは日本だからかな)、実力主義ではないだけに、噴飯物である。コマセに群がる魚みたいなものだろう。
よく考えて、もしくはとりあえず企業側の事情なんて何も真剣に考えず(適当に相手を騙して)、就職するのがいいのではと思う。後者に関して、就職なんて、どうせ騙し騙されの世界だから。
2017/04/28