川北英隆のブログ

霊仙山に登る-1

晴天続きなこともあり、新幹線の車窓からいつも見え、気になっている山に入ることにした。米原の近く、伊吹山の南にある霊仙山である。鈴鹿山脈の北端に位置する。車窓からの姿はというと、大きくゆったりしている。
霊仙山だが、実のところ大学で山歩会に入り、最初に登りに行った山である。入学直後の5月だった。誰と一緒だったのか、どういうコースをたどったのか(米原の次の駅、醒ヶ井から入り、南に下ったこと以外)、かなり忘れている。
当時、体重が70キロを超していたので、山頂下の避難小屋に着いたときに疲労していたのを覚えている。他のメンバーもほぼ同じだったから、笹原の上に寝そべり、長い休息となった。その後で山頂を越え、南に下ったものの、バスがなく(待ち時間が長く?)、彦根に戻った瞬間ほっとした。
新幹線からは、天気が良ければ、その山頂下の避難小屋も小さく見える。そこで、もう一度登ってみたいと思ったわけだ。
東海道線を使い、米原乗換で醒ヶ井に着く。JR東海の管轄なため、米原から1駅にもかかわらず、いろいろと不便である。
駅前から養鱒場行きのバスが出ている。大学時代と同じである。違いは、醒ヶ井の駅が近代化していたことと、バスが新しかったことか。また、今回のバスは米原駅が始発だった。昔はすべて醒ヶ井始発だったように思う。
駅前にはツバメが多い。男子トイレの入口に巣を作っていた。駅前の広場から霊仙山が見えるものの、手前の山が大きくて、撮れなかった(もっといい場所があるだろうと思ったので、撮らなかった)。
今回の登りは、養鱒場の手前、上丹生から谷を遡るものにした(多分、大学時代もこのコースだったと思う)。頂上を越し、下りは榑ヶ畑から養鱒場にと思った。ところが、上丹生でバスを降りようとすると、運ちゃんが、谷沿いのコースが通行できないようだと教えてくれた。情報は正しいだろうから、それに従い、養鱒場から登ることに変更した。
下りはともかく、登りに使うには面白味のなさそうなコースだが、仕方ない。1時間の舗装された林道の歩きとなった。

2017/05/30


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