川北英隆のブログ

福知山の高龍寺山-2

高龍寺山の実際はどうだったのか。
印内の電気柵からようやく脱出し、2車線の車道に出た。車もそこそこ走っている。「これが朝、タクシーで走った道」と思った。間違いだった。いきなり登りである(本来の道は谷沿いに下る)。その瞬間に地図を取り出せばよかったのだが、面倒なのでそのまま峠越えに入った。
峠道が長く続き、やはり変なので、ようやく地図で確認した。高龍寺山の西側にも車道があり(本来の道は東側)、それを歩いていた。農業用の道らしい。「まあええか、地形図には山頂へ、西側からの道も記されてるし、それを探そう」と計画を変更した。
車道を下ると右手に池が見える。左手が湿地になっている。この付近から、左手の山の斜面に取り付ける場所を探し始めた。右手に作業場、左手にゴミの捨ててある場所に、何故か赤いテープが貼ってある。そこから山に入った。広葉樹林の中、かすかな踏み跡がある。地形図にある72mの小ピークの西側の尾根だと思える。平らなピークに達する。この付近から高龍寺山の尖った、植林で覆われた頂上が見える。
小ピークから少し下った小さな峠状の場所では右手から踏み跡が上がってきていた(地形図にある池からの道か)。この付近から踏み跡が比較的明瞭になる(地形図の道だろうが、今は使われていないようだ)。後は尾根を登るのみ。再び小さなピークに達する。少し下がり、すぐに急な登りに。杉の植林に変わる。山城の空堀だろうか、それを3箇所くらい越すと、三角点のある高龍寺山に到着する。杉の林の中で、見晴らしがない。頂上部を一周したが、道らしきものがない。
下りは、とりあえず往路を戻る。空堀を過ぎると、右手(尾根の北側)から明瞭な踏み跡が上がってきている。登りしなに見つけてあった。それを下った。頂上部の尾根を北東にトラバースするように進み、北に伸びる尾根に入る。植林されている。両側は粘土がむき出した谷である。尾根からは踏み跡が不明瞭になる。そのまま下る。両側の谷の合流点に出る。少し先で農道の終点に。左手にイノシシを捕獲するためのオリがある。これでネットにアップされているルートの登り口に戻ったことになる。下りた尾根はネットのルートとは別のようだが。
後は農道を歩き、小学校の北側で車道に出る。その手前、右手に墓地がある。
写真は佐賀小学校と高龍寺山である。右手に小さく墓地も写っている。昔の道(地形図の道)はそこから尾根に入っているのだろう。
佐賀小学校と高龍寺山.JPG

2017/05/03


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