最近、気になって夜も眠れないことがあった。新年からだろうか。新幹線の車内放送である。途中の停車駅に着く間際、「停車後、速やかに発車します」とアナウンスする。「とっとと降りろ」というわけだが、この「速やかに」が耳障りだ。
実は、「停車後、すぐに発車します」とのアナウンスのバージョンもある。こちらを後になって聞いたものだから、「車内放送を訂正したんや」と安心したものの、実はそうではなかった。依然として、「速やかに発車します」というバージョンも健在である。
多分、JR東海とJR西日本のどちらが車両を保有しているのかで、異なるのだろう。「速やかに発車します」の割合のほうが大きいことからすると、この耳障りはJR東海ではないかと疑っている。
そこで、暇な時にじっくりと考えてみた(ほんまに夜も眠れないのなら、速やかに考えろや)。そこで結論したのは、やはり「速やかに発車します」という表現が間違っているということ。しかも、何故変だと感じるのか(何故間違っているのか)もほぼ推論できた。
それと同時に、「日本国語大辞典」(小学館)を研究用に持っていることも思い出した(もっと速やかに思い出せやってとこだが)。その辞書の「速やかに」を引いて、推論の正しさを確認した。
何故、耳障りだったのか。皆さんも夜も眠れないほど、考えてもらいたい。答えは明日以降のお楽しみである。ヒントは、このブログにある。
2017/05/10