牛松山の下山口、愛宕神社からさらに下ってバス道に出る。国分という集落である。地名の由来は、国分寺があったかららしい。バス道を北に歩きながら、三郎ヶ岳にどこから登ろうかと考えた。
事前に調べたところ、確かな情報があまりなかった。千歳町の小口というバス停付近から登る道があるとのことだが、倒木が多いとも書いてある。つまり、手入れがされていないことになる。廃道に近いのではないかと思ってしまう。
そのうちに七谷川という比較的大きな川に架かる橋になった。事前に調べた時から目を付けていた川で、それに沿って林道が付けられている。「これを遡ろう」、「下山時に、ネットに出ていた倒木の多い道を下ろう」と決断した。
川の北側(右岸)に付けられた道を進む。ロッジなどの施設がある。その先、道が狭くなり、どうなるのかと思ったが、右手からしっかりした車道が合流した。ほっとした。地図で確認したところ、国分の北側から来ている。もっと早く決断して、川の手前から入れば心配せずにすんだようだ。
後は七谷川の渓谷に沿った道である。谷が深い。藤が満開か、それを少し過ぎていた。車も少なく、水の音が響き、林の中の気持ちいい歩きだった。
写真はその七谷川の藤の花である。
2017/05/17