バヌアツに着いてすぐに感じたのは気候である。熱帯に属するのだが、南東の貿易風が常に吹く。しかも、ポートビラは島の西側にある。ハワイで体験したが、湿気は貿易風が直接当たる東側で霧や雨をもたらし、西側では乾燥した風になる。
しかも、季節は南半球の冬である。快適な温度と湿度がもたらされていた。実際、7月から10月頃までのポートビラは、毎月の雨量が100ミリ程度、最高気温は25度を少し上回る程度、最低気温は20度を下回る。つまり、熱帯のイメージではない。
ついでに書くと、真夏でも最高気温は30度程度、最低気温は25度を下回る。とすれば、日本は超熱帯に属する。
空港からホテルまで、タクシーを使った。タクシー料金は区間制である。3000バツー前後(1バツーは1円少し)で空港から市内のホテルまで行ける。釣りがないようにお金を用意しておけば問題ない(釣りをもらおうとしたら、「ないので」とか言われかねない)。
バス(ワゴンカー)も多く、やはり区間制である。行き先を告げれば適当に走ってくれるので便利。乗り合いタクシーのようなものだ。料金は100バツーとか150バツーである(空港までは荷物が多く使わなかったから、料金は不明)。
市内で食べる料理はなかなかのもの。残念ながら、値段はそこそこする。ビールが日本並み、ワインはまあまあ安い。料理は1品当たり高いものの、店によっては量がある。全体として、日本の居酒屋より高いものの、質も高いのでといった評価だろう。
事前にバヌアツ通に聞いたところ、オーガニックの牛肉を食べるべきとのことだった。確かに美味かった。バヌアツのビール(タスカー)も飲める。現地料理と呼べるものを首都では食べず、高級居酒屋風の店(ウォーターフロントという)、タイレストラン、中華レストランに入った。中華では名物?のヤシガニを食べた(脚の身は美味いが、内臓は苦みがある)。
宿泊はリゾートホテルだった。3人の相部屋ながら、家族で過ごせるようになっていて、十分である。シーズンオフとのことで、相棒がネットで安く予約してくれた。
いずれにしても、首都での生活は快適で十分楽しめる。「で、何をするのや」と質問されると、「えーっと」となってしまうが。
写真は泊まったリゾートホテル(Warwick Le Lagon)である。湾にジュゴンがいるとかいうので出かけたが、見られなかった。
2017/08/22