今回の旅行の発端は、バヌアツの火山を見たいとの希望にあった。僕は山なら何でも良かったのだが、相棒の2人がニイラゴンゴ(昨年8月に訪問)の次はバヌアツだと言っていた。
世界に火山は多い。しかし、火口に常時、赤く煮えたぎった溶岩、つまりマグマが溜まっている火山(簡単に言えば溶岩湖のある火山)はほとんどない。
相棒はエチオピアのダナキルでは溶岩湖に魅了されたらしい。僕はダナキルを知らないが、比較的ポピュラーであり、ツアーで参加できる。これに対して、ニイラゴンゴは治安の問題もあり、公募のツアーがない。
今回のバヌアツのアンブリム島は問題が少ないはずなのだが、最初に日本の専門旅行会社に手配旅行を打診したところ、無理だと言われた。そこで相棒K氏がサイトを調べ、現地の旅行会社とネットで交渉をし、現地ツアーを設定してくれた。
結論から言うと、アンブリム島は問題がほとんどない。最悪でも、現地に着いてからガイドにコンタクトを取れば設定可能である。日本の専門旅行会社が何故拒否したのかは不明ながら、多分何も知らないのだろう。
そんなことを事前に知るよしもなく、アンブリム島の西端、クレイグコーヴ村の飛行場に着いた。乗った飛行機は久しぶりの小型機だった(写真)。
1979年にできたままの、野っ原に掘っ立て小屋風の施設のある飛行場である。事前にバヌアツで仕事をしていたという大学職員Tさんに状況を聞いていたので驚かなかったが。
ここからゲストハウスに移動するのだが、車ではなく、村人の何人かが荷物を手で運んでくれた。「そんなもんか」である。
2017/08/23