川北英隆のブログ

島のゲストハウスから山小屋へ

アンブリム島に入り、飛行場近く、クレイグコーヴ村のゲストハウスで1泊した。どんな宿だったのかは後で書くとして、翌日、村から島の南端近くの登山口まで車で移動した。
車での移動と書けば格好いいのだが、実際は写真のような車である。要するに荷台に乗る。それも1時間半近く、農道のような(でこぼこの、道路の真ん中に草が生えている)道を移動する。頭上には木が茂っているため、常に前を見てぶつからないように注意しなければならない。
最後に車は涸れた河原を走り、涸れた滝(写真の中央左の岩)の前で止まった。登山はこの滝を登ることから始まる。最初は「どこから登るんや」と思ったが、岩に足場が付いていて比較的簡単に登れる。
後は涸れた沢を遡る。滝(岩)があるため、その度に高巻く。沢に水が流れるようになり、最後にその細くなった沢から離れ、大きなカルデラの縁に着く。キャンプサイトである。そこに簡単な小屋が設けられている。
登山にはガイドを雇う(ガイドがいないと道がわからない)。現地ツアーもその設定になっている。ポーターも、本当は我々1人当たり1人付くはずだったが、実際には2人しか来なかった。写真に写っているのが(僕を除いて)全参加者であるから、この点を確認できるだろう。
ガイドやポーターは荷物を運ぶための道具を持たない(登山システムが整っていない)。この点について、事前に問い合わせをしていたのだが、現地の旅行会社は何も知らせてこなかった。このため、我々はダッフルバッグで参加した。本当のところ、大きなリュックで参加するのが望ましい。そのリュックをポーターに持たせたい。
食料と飲料水は、前日、ガイドと我々が村の売店で現地調達した。料理用の水はキャンプサイト近くでポーターが汲んでくる。燃料(薪)も現地調達である。熱帯雨林なので、乾期といえども(今回は当然、乾期だった)大きな問題はないのだろう。
アンブリム島火山の登山口.JPG

2017/08/23


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