アンブリム島の登山は熱帯雨林から始まる。これは簡単な案内書にも出ている。では、実際はどんな道なのか。イメージしていたのとはずいぶんと異なっていた。
事前のイメージは、いろんな種類の木が生えていて、その中を切り分けたものというものだった。アジアやアフリカで経験したものである。
実際は、山に入るとシダ(ヘゴの類)とヤシが圧倒的に多く、その間に灌木が茂った森だった。すっきりしていて気持ちがいいというか、純粋すぎて気持ち悪いというか。
写真は標高800メートルくらいの地点だろうか、沢から離れ、カルデラに向けての最後の登りである。この付近になるとヘゴ類とヤシが圧倒的に多くなる。コケ類も多い。火山灰が多く、湿度の高い環境も影響しているのだろう。
写真でもわかるように、シダとヤシの大きな落ち葉(障害物)が登山道に散らばっている。巨大生物の世界に踏み込んだ印象があった。
2017/08/24