理由はよくわからないが(調べもしていないが)、アンブリム島は黒魔術とロム(ROM)ダンスが有名である。相棒の2人がアメリカや太平洋の民族的文物を集めるのが趣味とか。今回も楽しみにしていた。
実のところ、僕も2点(アフリカとパプアニューギニア)だったか、その類を土産で買っている。かといって、集める趣味もない。
ということで、今回は黒魔術の現地ツアーに申し込んでいた。高い値段の車で移動し、ロムダンスと魔術を見た。写真がロムダンスである。踊る現地人の周囲にある彫刻物が相棒の狙いである。モアイ像と共通点がある。
一番の期待の黒魔術はというと、実はこれが日本の地方の演芸場か隠し芸程度の、「種も仕掛けもありあり」のものだった。真夜中近く、頭上に炎をかざし、人形に釘を打ち付ける類のものかと想像していたので、つい笑ってしまった。相棒も同じだった。
本当は山からアンブリム島の北側に下り、その後で黒魔術のメッカに行く予定だった。それが、下山の方向が異なった。このため、黒魔術のメッカではなくゲストハウスの近くで済ませたせいもあるのだろうが。
今回のロムダンスと黒魔術よりも、首都ポートビラの博物館で書いてもらった砂絵の方がはるかに上だった。指を使い、一筆書きで抽象的な模様を描く。その写真を「お口直し」としてアップしておく。
2017/08/30