京都大学 産官学連携本部 川北英隆ホームページ

ムンクの叫び空

一昨日、台風の影響がかすかに出ていた日の夕方、夕焼けが美しかった。普通の夕焼けでない。ただ者ではないと言うべきか。その写真をアップしておきたい。
その夕焼けは、オスロのムンク美術館で見た「叫び」を彷彿とさせた。空に人物が浮かんでいたわけでない（中空にいたら怖いだろうに）。
深い赤が、すぐ近くに迫っている秋と冬を連想させる。
ネットで「叫び」を探すと、そこに描かれている空よりも、一昨日の夕焼けの赤の方が深かった。ネットの写真、少しイメージしていた絵と異なるのは、写真技術の悪さのせいか。
もう1つの違いは、写真にはきわめて深い夕闇の青も混じっていたことだ。その青は「叫び」の海の色に相当する。
こんな空を見ると、台風もまた楽しいと思う。直接来られたら困るのだが。