今日、吉田類の酒場放浪記を見ていたら、武蔵境が登場した。2015年だったか、その再放送である。飲みに入ったのが境の南口、中央線沿いの飲み屋街だった。ここで、「ええっ」とにわかに話題が盛り上がった。
というのも、その南口の通りだが、かつて三鷹と調布の境界線(三鷹市大沢)に住んでいた頃、時々食べに行った。具体的にどの店かというと、焼き肉の「とき」だった。
家内がバイトしていた先の社長に教えてもらった店である。最初に入ったのは35年ほど前である。
出てくる肉の質が抜群に良かった。量もあった。最初の頃、タレが今一つだったものの、そのうち全体にバランスがとれてきた。最高の焼き肉屋だと思っていた。実際、都心の焼き肉屋と比べても圧巻だった。
吉田類はその手前の店(入ったことがないものの、いつも通っていたので名前だけ知っている店)に入った。
で、「とき」がどうなっているのか調べた。と、何と閉店したそうである。口コミで読むと、去年の1月にはなくなっていたようだ。
最後に入ったのがいつだったのか忘れたが、京都に移ってすぐの頃だったからゆうに10年は経つか。主人が僕らよりも年上だったと思うので仕方ないのかもしれない。
暇を見つけ、また一度行きたいと思いながらも、都心から1時間と思うとなかなか足が向かなかった。残念である。
2017/09/25