衆議院の選挙に関心がなくても、最高裁の裁判官の罷免に関しては関心を持つべきだ。注意しないといけないのは(アホというか、仕組まれたというか、そんな制度だが)、投票用紙に×を付けていいが、○を付けるとすべて無効になる。繰り返せば、×だけ付けること。
数日だけ古い新聞を整理していたら(出張していると読む暇がないし、出張先で新聞を買う気にもなれないし)、今回の選挙で「罷免すべきかどうか」の対象となる最高裁の裁判官7名の業績が日経新聞に掲載されていた。
最高裁裁判官としての業績の記載が、投票当日、投票所のどこにもない。事前に調べようにも、誰が対象になっているのか調べるのも大変だ(ネット以外でどう調べるのかも不明である)。これこそ制度の怠慢というか、国民をバカ扱いし(関西人が口癖にするアホちゃいまっせ、もっときついバカ扱いでっせ)、信任に誘導させるための仕掛けだと思っている。
だから、通常はいつも全員に×を付けている。以前に書いたかも知れないが、高校時代の社会科だったか、その先生から聞いた教えである。しょうもないことだけを覚えている。
今回、新聞(13日の朝刊かな)に7名が何をどう判断したかが書いてあった。で、真面目に○×を付けてみた。
と、1人が○、残り6人が×だった。今回、本当に自信を持って信任というか罷免というか、その投票ができる。
それにしても酷い人事である。サラリーマン裁判官と言うべきか。古い制度を維持しようとの、やらせそのものだろう。
2017/10/18