久しぶりに天気が良いので、少し前に計画した「5山の大走破」を試みた。どこの山かというと、京都盆地の西北を画す山々である。「ええっ」と言うほどの難易度の山だった。
どういう山とコースを計画したのかを書いておく。
植物園、紫竹、船岡山(111m)、金閣寺の西側から大文字山(左大文字、231m)、鷹峯(314m)、衣笠山(201m)、双ヶ岡(115m)である。出発点の植物園へは地下鉄烏丸線で、最終の双ヶ岡からはJRを使う。バスを使わないところが「素晴らしい」と自画自賛となる。
このうちの「紫竹とは何や」ということだろうが、学生時代に下宿していた場所である。大徳寺の北側、今ではお洒落な北山通のすぐ南である。
結論から書くと、「すべて低山だし、簡単やろ」というので昼飯を食べてから出発したのが敗因となった。どこから登るのか、その見極めが難しいと以前から知っていたので、入念に調べて出かけたのだが。
実際のところは、大文字山と鷹峯に予想以上の時間を費やした。迷ったわけではないのだが、ハイキング用のコースがどこにもないため、道の確認と倒木の乗り越えが続き、さっと登るわけにはいかなかった。
このため、鷹峯に着いた頃には日没の心配をしないといけなくなった。そこで、迷う可能性のあるショートカットのコースを適当に歩くことを断念し、しっかりとした踏み跡をたどった。遠回りしたことになる。
結局のところ、衣笠山に登れなかった。当初、北側から登れることを調べていた。しかし、北側に行く時間がなく、南側からのコースしか選択できなくなった。その南からの登山道を見つけられなかった。地図の表示と現地とは異なっていたように思う。
実のところ、衣笠山に登ろうとして失敗したのは2回目である。
学生のとき、下宿を引き払う少し前だったかと思うが、衣笠山に登ろうとして、南側にある立命館大学のキャンパス近くまで行った。しかし、登山口がわからなかったので、引き返した。今回もよく似たものである。
2回試みて登れなかった山なんて、この衣笠山だけだと思う。近々チャレンジして、三度目の正直といきたいものだ。
2017/10/31