川北英隆のブログ

AIスピーカーとプライバシー

いよいよ日本もAIスピーカーの時代である。発売当初、安く買えそうだし、そもそもそんなに高くないので、試しに買ってみようと思っている。問題はプライバシーがどの程度守れるのかである。
新し物好きの友人に言わせると、家の会話がすべてデータとして送信されるというので、当分は買わないらしい。この噂が本当だとすれば、使わないときには電源を切らないといけないのか。
ネットで調べてみたところ、マイクのミュートボタンというのがあるらしいが、「切断」ではなく、「ミュート」というのが怪しい。寝たふりをしているだけかもしれない。
少し詳しい知人に質問したところ、LINEのAIスピーカー、クローバは個人の趣味を分析するため、すべての音声データを拾い、LINE側に送っているとのこと。グーグルのAIスピーカー、ホームは音声データの集積システムにバグがあったため、今のところ音声データを集めていないらしい。アマゾンのエコーについてはコメントがなかった。
いずれにしてもAIスピーカーは忠実なお手伝いさんや執事になるかもしれないが、スパイにも変身してしまう。どこに置くのか、電源やスイッチをどうするのか等、しっかり考えて買うかどうかを決め、買った場合の使い道や操作のタイミングを決めないといけない。
従業員を使うのと一緒、ぼんくらなよりはましだし、命令には忠実、そう思えばいいだけかもしれないのだが。

2017/11/24


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