2年前、小学校の同窓会の名簿に住所と連絡先を載せていいかとの問い合わせがあった。小学校から高校までの同級生AT君からのものである。「ええで」ということで、今年の同窓会の案内状が世話人のN君らから届いた。
2年に一度開いているとのこと。郡山小学校、郡山中学校(郡中、ぐんちゅう)の合同同窓会である。我々の世代、市の中心部には小学校と中学校が1つずつあった。今はどうなっているのか、知らないし、知ったところで仕方ないだろう。
郡山高校(郡高、ぐんこう)もほぼ同じ場所(お城の一角)にあるのだが、これは試験があって、比較的名門の高校(公立高校として県で何番目かの進学校)のため、合同で同窓会を開く(開ける)類のものでない。
同窓会というか小学校の卒業から54年と半年が経過している。小学校の同級生として、特定の何人かとは会っているものの、中学校は郡中でなかったため、今日出席していた50人弱(小学校の同級生の1割弱)のほとんどとは卒業以来会ったことがない。
最初、誰が誰かわからないものの、話をしていると、どの町の誰それ、当時はそこで何の店をしていたのか、近くに何があったのかと、これらの情報を付き合わせ、「ああっ」ということになる。
そんなことである程度思い出すものの、正直なところ、当時の顔との一致は難しい。一人だけ、「どこかで見た顔やな」というのがいた。話をすると、NN君だった。お父さんがニチボーに勤めていたと思っていたのだが、違っていたらしい。隣家に住んでいたKN君が交通事故で亡くなったことを話して、60年近く前に一緒に遊んでいたことを確認した。
たまには小学校の同窓会もいいものだが、やはり50年以上の歳月は大きなギャップである。共通の話題が、今は寂れた郡山の旧市内というのも気が重い。2年に一度の同窓会で十分だろう。次回は当時のマドンナ(誰や)にでも声をかけ、同伴で出席するのかなと思う。
2017/11/23