大学で指導した修士学生のON君が東京で就職した。そのお祝いだというので、同じ会社に勤務している博士課程のWY氏にセットしてもらい、ウズベキスタン料理を食べに行った。アロヒディン (ALOHIDDIN) という店である。
この店、ロシア料理、トルコ料理も提供している。というか、この2国の料理を提供しつつ、ウズベキスタン料理も提供していると言ったほうが正しいかもしれない。WY氏によると、ウズベキスタン料理は事前に注文する必要があるとのことで、当日はコースにしてあった。もっとも料理人はウズベキスタン出身だとか。
店の立地があまり良くなく、またメジャーな料理ではないので、当日の客は我々3人だけだった。昼もやっているので、そちらで経営しているのだろうか。
肝心の味だが、なかなかのものである。予想どおり、羊がきわめて美味い。イスラム圏の国でいつも感じることだが、主要な食材である羊の処理の仕方が抜群である。以前に書いたように思うが、肉として好きなのは、羊であり、ブタである。最近では牛肉(とくに日本の料理)が臭いと思っている。焼き肉の牛は別だが(何のこっちゃ)。
飲み物はワインにした。これも中央アジアのワインが揃っている。もっとも、少し高めの物(高が知れているが)を飲まないと、甘いワインもあった。注意が必要である。
ウズベキスタンには10年以上経つか、行ったことがある。その当時の現地料理が美味かった。当時のウズベキスタン大使が知り合いの知り合いだったので、特別だったのかもしれないが。現地の家庭訪問をして、羊のフルコースを食べたのには、あまりにも量が多すぎて食傷してしまったものの、今から思うと食べ残した料理が惜しい。ラグマンというラーメンもあった。
一度食べるに値する店だと思う。
2017/12/03