川北英隆のブログ

郡山の老舗で買い物

今日、久しぶりに(いつものペースか)実家に行った。年末、市内が混んでいるかと思ったものの、普段どおりの人出でしかなかった。出かける前の計画を遂行するのに都合がいい。
近鉄の駅を下り、矢田筋通りを東に下る(実際、下っている)。
まず、源九郎餅の中嶋に寄った。実家はここでいつも、餅を頼んでついてもらっていた。
今日は正月用の餅を何個か買おうとの計画だった。店に寄ると、1キロ(比較的大きめに丸めた餅が15個程度、家に帰って数えると18個)のセットがある。触ると、まだ柔らかい。それを買った。1400円(消費税込み)だった。
注文してふと見ると、羊羹がある。これが絶品なので(母親がいつも予約してくれていた)、慌てて買った。1本1600円だった。この羊羹、包装がないものの、味はそんじょそこらの有名店を超越している。で、値段が安い方に超越している。
母親が言うには、店の主人が「原価割れ」とこぼしていたとか。だから、売られる時期がごく限定されている。年寄りしかいない街でうん千円もすると、誰も買わないだろう。
源九郎餅からもう少し矢田筋を下ると、山根の蒲鉾屋の前に出る。ここも郡山では老舗である。母親がいつも、ここの蒲鉾が絶対に美味いと断定していた。子供の頃から食べていた蒲鉾屋でもあるのだが。
この山根で、表面を焼いた蒲鉾(つまり普通の蒲鉾)を買った。700円(消費税込み)だった。まだ家で食べていないものの、子供の頃からの品質が保たれているとすれば、美味いはず。永続して欲しい店である。
山根の蒲鉾屋のすぐ東に薬園八幡宮がある。子供の頃住んでいた家の氏神様だった。年末だしというので、お参りしておいた。
境内は綺麗になっていたのだが、子供の頃の記憶からすると、えらく狭いような。こんな狭い境内に、夏祭りや秋祭りによくも多くの屋台が出たなと思ってしまった。
その後、実家で庭の手入れをして、咲いていた花を持って両親に供えた。臘梅の黄色い花と、名前を知らない紫の洋花である。これで今年のノルマを果たした気になった

2017/12/30


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