上賀茂神社の周辺に小さな山が点在している。正月早々に登った妙と法の東山、西山もその類である。今回はこの続きとして、神山、船山(送り火の舟形)、釈迦谷山を歩くことにした。
まずは交通手段が問題になる。バスを調べたが、京都市内は路線がややこしく、かつ乗換が必要に思えた。タクシーを使うのが簡単なのだが、山登りにタクシーを使うのは、それしかない場合はともかく、普段はあまり好きでない。
そこで、地下鉄で北大路まで行き、そこから上賀茂神社の北側まで歩くことにした。北大路から上賀茂神社付近まで、川沿いに2キロ弱、そこから登山口となる志久呂橋(グーグルマップに名前が出ている)までも2キロ弱程度である。1時間もかからない。
志久呂橋で右折し、山手に向かう。正面の少し左寄りにぴょこんと頭1つ抜け出たピークが見える。それが神山(301メートル)である(写真)。山並みはさらに左手に続いている。その山並みと飛び出したピークとの鞍部を目指すことにする。地形図には道が描かれている。
右折した道はほぼ1本道、緩い坂である。人家を過ぎるとビニールハウスが多くなる。
神山の南尾根の麓で三叉路になるので、左折する。赤い軽トラが並ぶ旭商事(京都市内の紙くず回収)、立命館のアーチリー場を過ぎると、車道が終わり、竹藪の中に入る。
最初はしっかりとした道だが、倒木が多くなる。竹藪が雑木林に変わる。
すぐに小さな谷を越すと、道は踏み跡に変わる。越した谷の北側(右岸)に沿って踏み跡が登っている。テープも付けられている。
登りは谷沿いの踏み跡を見逃し、谷の北側の小さな尾根上にあった薄い踏み跡をたどった。260メートルの鞍部の少し西寄りに出たので、鞍部に下った。鞍部には、谷に沿って明瞭な踏み跡が登ってきていた。
山頂へは、まず西側を巻くように歩き、北側の尾根から登る。このルートが一番緩やかなのだろう。木の間から北西側、市原方面が少し見える。なお、地形図のとおり、踏み跡は市原に続いていた(どの程度の道なのかは、通らなかったので不明)。
山頂からは展望がない。欠けた三角点があった。
下りは鞍部に戻り、谷沿いの踏み跡を使った。小さな谷を渡る地点からは往路をたどり、志久呂橋に戻った。
立命館のアーチリー場から、往復で45分程度である。
2018/01/20