「ゴルフ場がなかったら近いのに」と思いつつ、そのゴルフ場を東側に抜け、船山から南に伸びる山裾を南下した。道がややこしいので、グーグルマップで位置を確認しつつ。
賀茂川の御薗橋から西に延びる道から数本南が、尺八池に伸びる東海自然歩道に続いている。尺八池は川を堰き止めた小さな池である。道も川に沿っている。池の南側から西に向けて堤の下を通り、池の西側に出る。ここから沢に沿って歩けばいい。
堤の左側に上がり、すぐに左折すると東海自然歩道に続いているが、それをパスする。道を確認していると、近所の人から「左折したらええ」とアドバイスをもらった。ありがたく無視した。
沢に沿って歩くと、再びあの忌まわしいゴルフ場横の道になるが、問題は何もない。民家を離れ、杉の植林になる。秋葉神社を右手に見る。その横を小さな沢が北側に分かれている。
小沢沿いに道があり、予定どおりに歩けたのなら、「ここに出てきたはずや」と思った。
本流をそのまま歩く。秋葉神社の上に別荘が1軒ある。その先でもう1つ、北に伸びる沢を分けると、すぐ左手にテープと踏み跡がある。地形図の道よりも少し東側(手前)である。
植林の中を登る。じきに雑木林となる。登り口に地蔵さんが祀られている。踏み跡はまあまあ明瞭だった。北側に船山が見えてくると、釈迦谷山の稜線が近い。鞍部に出る。すぐ下に道路が通っている。
鞍部を左に折れ、稜線を歩く。石碑を2箇所だったか、見ながら歩く。由緒ある登山道のようだ。数分で釈迦谷山(291メートル)の頂上に着く(写真)。
南北に踏み跡がある。南に下ると鷹峯らしいが、車道を横切る必要もあり、道の状態が不明だし、かなり歩いたので、往路を戻ることにした。
沢の登山口から山頂まで登りは15分、下りは10分程度だった。
帰りの交通機関をどうしようかと思ったが、沢を抜けてから東にまっすぐ歩き、賀茂川に出て、行きと同じ北大路駅から地下鉄に乗った。駅から駅まで、全行程4時間半程度だった。
2018/01/20