18日の日経夕刊にファーストリテイリング柳井氏のインタビュー記事があった。どんな人物なのか。会ったことがないので、少しでも参考になることがあればと思い、目を通した。なかなか面白かった。印象に残った点を順不同にメモしておく。
経営は最後のページから本を読むようなものとのこと。結論というか、何をするのかが先にあり、それに対する筋書きや道筋が後で描かれるのだろう。とはいえ、結論に向かった筋書きや道筋が当初から綿密に描かれているとは思えない。走りながら考える部分も多いのではないだろうか。
これに関連して、経営に関して、「注意すること」、「リスクヘッジすること」の重要性を指摘している。いつも使う比喩で言うと、自動車にはエンジンとハンドルだけでなく、ブレーキが必要である。スポーツカー好きだった友人が言うには、すばらしい車はエンジンだけでなくブレーキもすばらしいと。それと同じことである。
もう1つ、7時前に会社に入り、午後4時には帰る、長くオフィスにいても仕事はできないと。集中力は長続きしない。もちろん、長時間集中しなければならないこともあるだろう。しかし、毎日は無理である。だらだらと会社にいて、「仕事やってます」ふりをしても仕方ない。手際よく、切れよく仕事をするのが一番である。残りの時間はいろんな刺激を受けることに使えばいい。
2018/01/21