大阪という町は面白い(おもろい)。北浜から本町まで、どんな店があるのかとぷらぷら歩いた。人が面白かった。大阪港では猫がいた。その猫さえ面白いと感じてしまう。
本町近く、昼に入った中華料理屋、店員は中国人だらけで、客の出入りがある度に大きな挨拶をしている。それもワンパターンでないから、活気が感じられる。
家内も大阪人だからか、妙に大阪に親近感があり、逆に東京が好きになれない。「京都はどや」と問われると、「いまだによう分からん」というところか。東京よりは親しみがあるかもしれないが。
大阪港の猫だが、天保山の手前にいた。大きなキジトラだった。最初は知らずに近寄ってしまった。ざーっと逃げた。気づくと、歩道に鳩が何羽かいて、どうもそれを狙っていたか、眺めていたらしい。「ごめん」と謝り、天保山に行った。
帰り、同じ道を通ったところ、までキジトラは鳩を眺めていた。「そんな時間をかけてどうするのや」、「ぼんやりした鳩が近づくのを待ってるんか」と写真を撮った。もう少し接近してと思い、数歩だけそっと進んだのだが、猫は逃げてしまった。それも道路を渡って。車の少ない通りでよかったと思う。
写真はその猫(右端)と鳩である。痩せていない猫だったから、やはりリクレーションだったのだろう。
2018/01/23