大学の同期会で灘互郷、つまり酒蔵を訪ねた。全部で8人が、4箇所を歩いた。歩いた順に、白鶴、菊正宗、浜福鶴、櫻正宗である。最後の櫻正宗のレストランで会食となった。
訪ねた4酒蔵は、五郷のうちの御影郷と魚崎郷に属し、ほぼ真ん中の地域である。この2つ以外に、西郷が西に、西宮郷と今津郷が東にある。以前に訪ねたことのある福寿は西郷にあると初めて知った。
これらの郷は六甲山からの川によって区切られている。この六甲山の水が花崗岩質のために酒造りに良い。酒蔵には、その地下水を確保するための井戸がある。
今回の酒蔵のうち、白鶴と菊正宗は大きいから、観光バスが何台も停まっていた。誰が見学に来るのかと思ったところ、アジア系の旅行者が多い。日本人がワイナリーとかウィスキー醸造所を巡るようなものか。それにしても人数が多くてごった返していた。
今回の4箇所のうち、きちんと(つまり説明付きで何種類か)試飲させてくれたのは浜福鶴だった。ブランデーやバーボンの樽で寝かせた日本酒もあって美味かった。
櫻正宗での夕食は日本酒鍋である。アルコールを飛ばした日本酒ベースの出汁に野菜、鳥、貝を入れて食べる。出汁は、トウガラシを効かせたものと、プレーンなものの2種類が出てくる。
アルコールは日本酒がベースなのだが、もちろんいろいろある。日本酒のハイボールがおしゃれだった。いい気分で帰れた。
2018/01/28