醍醐寺の裏山、醍醐山と、その北の高塚山を歩き、さらに北にある行者ヶ森に抜け、山科方面に下山することにした。醍醐山は2005年5月に訪ねた。その時、北に縦走する道が続いているのを確認していた。いつか「歩かなければならない道」だった。
市営地下鉄東西線の醍醐が最寄り駅。北口から通りに出て、ショッピングセンターの北側を東に向かって歩く。バスが出ているが、乗るほどの距離ではない。軽い上り坂である。高架になっている県道をくぐると、目の前が総門である。門は意外なほど小さい。
正面に仁王門が見える。それをくぐって登山口に向かおうとしたが、管理人のおばちゃん2人に「9時から」と止められる。
仕方ないので、遠回りだが仁王門の前の通りを南下し、境内のすぐ外側の道を東に向かう。川沿いになり、境内を抜けてきた道と合流する。
すぐ先で道が分かれる。右が女人堂、左が事前に確認していた作業用らしき道である。女人堂の方をちらっと見ると、入山料が必要と書いてある(帰ってから調べると600円)。
実は、拝観券は総門を入ってすぐの建物でしか売っていない。女人堂から開山堂への正規の参拝路は最初の時に使ったこともあり(入山料を払った記憶はないが)、今回は作業用らしき道から登ることにした。
もう一度、すぐに道が分岐する。右手、尾根に取り付く道を行く。左手の谷沿いの道は、地図によると行き止まりである。
尾根の道は広いが、最初はあまり整備されていない。その道を最後までたどってもいいのだが(稜線上の横嶺峠に出る)、今回は途中から尾根を直登する踏み跡に入った。広葉樹の多い、比較的気持ちのいい道である。一度だけ、先の作業用の道を横切る。その後は倒木も所々にある。
醍醐山の少し北側で尾根に出た。稜線を南に少し歩き、醍醐山の、どこが山頂だかわからないピークを踏んだ。地形図に454メートルと記されている地点で満足した(前回も同じ)。
そのピークから南へと、稜線の道は大きく下り、開山堂へ続いている。
写真は醍醐山の本来の登山口、仁王門である。管理人のおばちゃんも写っているはず(門のすぐ奥、左側だが・・)。
2018/02/13