醍醐山から北に稜線をたどる。稜線上に明瞭な道が付けられている。下りが急になると横嶺峠が近い。峠の手前で道が少し不明瞭になる。迷うほどでもなく、峠までの距離も短い。
峠には東側から舗装道が上がってきている。峠にはお地蔵さんが祀られ、社の上には雨よけのため天井もある。こういうのを屋上屋というのかもしれないが、大事にされている証拠かと思う。かつての峠道は宇治や大津に抜ける間道だったのか。
横嶺峠からはしばらく舗装道を歩く。ほぼきちんと尾根筋を道路が通っているから避けようがない。この稜線の道路、帰ってからグーグルマップで調べると、どうも千頭岳の西側に設置された太陽光発電施設用らしい。
西側(左手)の果樹園らしき囲いを過ぎ、右手に送電設備と小高いピークが複数大きく見えるようになる。千頭岳に続く稜線である。その稜線の一角にまで上がる手前、左手に明瞭な山道が分岐する。高塚山や行者ヶ森方面への分岐である。
分岐を左に入る。送電塔の巡視路が入り交じり、少し複雑だが、最初は尾根の少し西側を歩けばいい。すぐに尾根上に出る。小さな峠らしき場所に下ると、高塚山と行者ヶ森への分岐に出る。ここまで、車道と分かれて数分である。
とりあえず高塚山に寄り道する。ゆるやかな尾根上の道である。松の入り交じった雑木林が続く。2つ目の小さなピークが山頂なのだが、三角点が道から数歩外れているので見逃してしまった。道が下りにさしかかったので、ピークを過ぎたのに気づいた。地図で確認し、三角点(485メートル)を見つけた。雑木林の中で展望はない。
高塚山の頂上で、その日京都に写真撮影のために来るという元の会社の同期、KT君からのメールに返事をしていると、3人が別々に登ってきた。1人はマウンテンバイクで、もう1人はトレランか。最後の1人は普通の登山者らしかった。意外に賑やかな山である。醍醐寺の北側から登れば近いからだろう。
写真は横嶺峠のお地蔵さんである。思い出したが、昔あったお自動さんではない。そのお自動さん、バチが当たったのか、独立系のサラ金は衰退して銀行系列になってしまった。
2018/02/13