久しぶりにサンフランシスにやってきた。正確には今回、サンフランシスの近郊、バークレーに2泊した。その後、ニューメキシコの主要都市、アルバカーキに移動した。
バークレーには3度目の訪問、いい街だった。
カリフォルニア大学のバークレー校はレベルの高い大学として知られている。そこに知り合いのSR氏がサバティカルで1年近く過ごし、この間の研究成果をニューメキシコ大学で発表するという。その論文の共著者としてアメリカを訪問したのが今回の目的である。成果は後日報告する。
アメリカへの入国は、オバマ政権の頃よりも厳しくなっているようだ。
実は、イランとイエメンへ渡航した経歴があるので、1年半頃前(オバマ政権の最後の頃)、ビザを取得してアメリカに入国している。その時はほとんど質問されることなく入国できた。
今回は、イランとイエメンへの渡航理由を質問され、アメリカで何をするのだと聞かれた。トランプ政権の姿勢を反映したものだろうか。バークレーに知人がいるので訪ねるのだと答えた。それでもいろいろと質問してくる。真剣に英語で受け答えしたのは本当に久しぶりだった。
それはともあれ、サンフランシスというかカリフォルニアの春は最高である。20年以上前、春のカリフォルニアを友人Oの運転で巡ったことがある。当時、草木の芽吹きに素直に感動した。
今回、それよりも半月ほど遅いと思うが、やはり良かった。草が青々とし、民家の庭ではアーモンドの少し紫がかったピンクの花が咲いている。普通目にする、夏の一面枯れた色の大地と大差である。
サンフランシス空港から市内やバークレーに入るには、BARTと呼ばれる電車が便利である。駅は空港に直結している。少し料金が高いものの、それでも10ドル程度。高いから治安が悪くない。それにサンフランシスの中心部にすぐに行ける。
バークレーでの用事も無事終わり、SR氏夫妻とオークランド空港からサウスウエスト航空便でアルバカーキに飛んだ。空港まではやはりBARTを使った。これも治安が悪くない。
オークランド空港はLCC航空会社の元祖、サウスウエスト航空の拠点である。非常にきれいで使い勝手のいい飛行場だった。もちろん料金も安い。それだけにバークレー周辺の住人が国内移動に便利に使っているとのことだった。
2018/03/12