川北英隆のブログ

サマータイムに思う

サンフランシスコ経由でバークレーに入ったのが3月5日の月曜日、サンフランシスコから出たのが10日の土曜日である。この時期、注意すべきことがある。サマータイムである。
アメリカのサマータイム(daylight saving time と言うらしい)は3月の第2日曜日に始まり、11月の第1日曜日までとのこと。正確に書くと、今年の場合、3月11日(日曜日)の午前2時から始まるらしい。この瞬間、午前2時が午前3時に進む。ついでに書くと、11月4日(日曜日)の午前2時が瞬間的に午前1時に戻る。
慣れない(意識の薄い)旅行者にとって、これが命取りになりかねない。個人旅行では細心の注意が必要である。
知り合いのSR氏が体験したのは、アメリカからの帰国日がたまたま3月の第2日曜日だったことから、帰国便に乗り遅れそうになったこと。余裕含みでチェックインと搭乗手続きを済ませ、ラウンジでのんびり過ごしていると、航空会社の職員が「○○便のお客様、いらっしゃいませんか」と回ってきたそうだ。「はい」と応えると、「急いで出発ゲートに」と言われ、走りながらサマータイムになったのを知らされたとか。
僕の場合、3月の第2土曜日が帰国日だったので関係なかったものの、もしも翌日の日曜日であれば、同じことになったかもしれない。
このサマータイム、アメリカでの評判は必ずしも芳しくない。3月になり、いきなり1時間早くなるので、体調を崩す者も多いとか。確か、現地のテレビニュースで観た。
日本でサマータイム導入論がくすぶっている。僕も太陽が昇れば働き、沈めば休むのが自然だと思う。でも、それを政府の音頭でやる必要があるのか。企業が(某7-11が弾力的な勤務時間制度を取り入れるとか載っていたが)自主的に管理すればいいだけではないのか。
かなり自由時間で働いている者(って、僕?)からすれば、全国一斉にサマータイムなんて笑止千万というか迷惑千万というか、いずれにしても止めてもらいたいものでしかない。

2018/03/15


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