論より証拠、アルバカーキの写真が整理できたので紹介しておく。飛行場のホテルから眺めたものである。これがニューメキシコ州最大の都市である。
夕方、空港のシェラトンホテルの窓から写したため、左下に室内照明が写っている。真ん中から右側にかけてが市内中心部である。見えにくいが、その市内の右端近くの高い建物がハイアットである。
写真からイメージできるように、市内の外側は広大な平地(ほとんど荒地)が取り巻いている。その市内と荒地の境を成すのがリオグランデ川である。アルバカーキ付近では、この季節、ほとんど水がなく、川底が大きく削られているわけでもないため、小川みたいなものである。しかしながら、リオグランデのリオが川、グランデが大きいとの意味だから、要するに「大川」となる。雨が降れば、本当に大川になるに違いない。
アルバカーキの市内だけではイメージできない大地があるのだろう。そもそもニューメキシコはインディアンが生き生きと暮らしていた舞台でもある。
写真の、地平線を超えて続く大地をインディアンが駆けていたのだと思うと、まずは「素晴らしい」との感情がこみ上げてくる。でも次には、彼らがどこに消えたのかである。
本物のインディアンに会えば感動するのか。これまでの旅行の経験からすると、彼らに会ったとしても、多分幻滅だろうから、そういう「原住民のお宅拝見」は好きでない。
2018/03/18