実家に出かけた。この2ヵ月ばかり忙しかったので行けなかった。そこで、桜見を兼ねて行くのかなと思っていたところ、お城祭りだと気づいた。要するに桜祭りである。
子供の頃の郡山城はうっそうとした林の中にあったように記憶している。とくに、お堀端の坂道を天守部分に向かって歩くと、松や桜が覆い被さっていたような。
今日その坂道を歩くと、露店が出ていた。大きな木も少なく、えらく明るい雰囲気に驚いた。多分、お城は30年ぶりかそこらだと思う。京都に転居してから行った記憶がないので。
天守部分に入ると、これも様変わりしていた。記憶とほとんど比べようもなかった。
写真が今の天守の石垣である。展望台も付けられて、人が多い。お城祭りのせいもあるだろうが。昔は石垣に草木が生えていて、誰もいないイメージだった。
そんな天守の手前で声をかけられた。「こんなとこで誰や」というところだが、元ゼミ生だった。1月に結婚式を挙げ、奥さんが郡山出身である(1/14)。奥さんの実家に来ていたらしい。
レトロを追い求めていた郡山の風景が急に生気を取り戻したような一日だった。
最後に桜だが、散り始めていたものの、遠目には美しかった。お城祭りとタイミングが合ったようだ。
2018/04/01