川北英隆のブログ

箕作山を歩く

箕作山(みのつくりやま)は近江八幡の東側にある。新幹線ですぐ横を通る。どんな山なのか、新幹線から見るかぎり(といっても誰も見ないだろうが)、平凡な丘に近い。
ところが、一昨年、雪野山を歩いたとき、新幹線と反対側から箕作山の特異な姿を見てしまい、それに惹かれた。正確には、箕作山というピークのすぐ横にある太郎坊宮とそのご神体の赤神山である(写真)。
そこで、箕作山を歩くことにした。箕作山一帯は琵琶湖の東にある独立した丘である。標高は400メートル足らず、十三仏(岩戸山)、小脇山、箕作山、赤神山と名付けられた小さなピークが続いている。地形図に名前があるのは箕作山だけだが(当然、その程度のものだろう)。
歩いて分かったのは全体が岩山だと言うことである。流紋岩という火山性の岩がそこここにむき出している。その1つが赤神山であり、もう1つが十三仏のある岩戸山である。岩山なので信仰の対象になったようだ。
今回は東海道線の近江八幡で近江鉄道に乗り換え、市辺(いちのべ)で下りた。行きがけの駄賃に駅の北にある船岡山(152m)を越え、十三仏(岩戸山)に登り、箕作山(372m)へと尾根を歩き、太郎坊宮への下りに赤神山を往復した。太郎坊宮から下りた後、安土に向かって歩き、仕上げに竜石山(150m)という丘に登った。これらの山は110m少しの平地に乗っかっている。
20180405太郎坊宮.JPG

2018/04/05


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