ピトン・デ・ネージュから南に下りたシラオスは、高原の町である。そこから島の周遊道路、つまりメイン道路に行くにはヘアピンカーブの連続、車に弱いと要注意である。
シラオスは高原だからか、葡萄が実り、ワインの産地でもあるという。実は、「レユニオンは曲がりながらもフランスだから、ワインがあるかな」と期待し、事前にネットでざっと調べた。残念ながら、日本語のサイトにワインのことは何もなく、諦めていた。
現地に着いて話していると、ワインを産するという。「それは是非飲みたい、買いたい」と思った。
ピトン・デ・ネージュから下りて、少し遅い昼食をシラオスで食べた。珍しいところでは鹿肉のクレオール料理(煮込み)が出た。ワインもあった。「現地ワインや」と思って飲んだが、先にボトルを見るべきだった。正真正銘のフランス(ボルドー)ワインで、本当にがっかりした。
食事の後、散歩がてら町を散策した。町の土産物屋でシラオスのワインを売っていた。1本5ユーロとか6ユーロである。この地のワインは、もう1つの特産品である砂糖(薄い茶色の砂糖)で甘みを付けてあるらしい。
土産として2本買い、すでに1本を飲んだ。変に甘くなく、デザートワインとしてなら飲める。話の種に買っていい品だろう。といっても、現地のシラオスにまで行かないと売っていないようだ。
写真がそのワインのボトルである。そうそう、レユニオンで葡萄の木は見かけなかった。ということは・・と疑ったりする。
追記:「疑ってごめんなさい」と思う。ボトルの左横にVin de paysとある。これはフランスの法律に基づきワインの産地を示すものである。その下に手書き風に書かれているのが産地の表記のようで、一番最後にCilaosとある。
2018/04/25