川北英隆のブログ

鈴鹿の花イワカガミ

昨年は比良、今年は鈴鹿の山歩きを重点目標としている。比良は花崗岩質の山である。これに対して鈴鹿は今のところ石灰岩質が多い。そのせいか、花が少し異なるようにも思う。
もちろん、大きく異なるはずもない。登山口近い沢沿いには、タニウツギがピンクの花を咲かせている。
大学生になり、初めて自分達だけで(つまり親から離れて)山に入ったとき、せせらぎと新緑の中、鮮やかに咲くタニウツギがきわめて印象的だった。それまで春の代表的な花だと思っていたツツジ類とは相当違う環境に咲いていたからだろう。今でも鴨川は荒神橋の近くに咲くタニウツギを見ると(1本だったかある)、その山歩きの一場面を思い出す。
比良で印象に残る花は、なんといってもサラサドウダンとベニドウダンだろう。ドウダンツツジが三鷹の借家に植えられていたこともあり、関東の花だと思っていた。それが比良の稜線の一角を覆っていたからである。
そのサラサドウダン類だが、鈴鹿でも咲いているが、数多く見たわけでない。その代わりにヤマツツジが多い。近畿の他の山に比べても多いと感じる。中学生の頃だったか、父親に連れられて歩いた青山高原の印象もヤマツツジである。鈴鹿の続きだからかもしれない。
今回の綿向山で見た花の中で印象に残るのがイワカガミである。高山の花だと思っていたところ、綿向山のがれ場にたくさんあった。シャクナゲと同じでピークを過ぎていたが。
イワカガミの写真をアップしておく。いつまでも残ってほしいものだ。
20150815イワカガミ.JPG

2018/05/19


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