昨日、JR東海の噂を書き、いくつか思い出したことがある。1つは僕のゼミ生のこと、もう1つは通勤に使っていたJR東日本のことである。
10年近く前になってしまっただろうか、僕のゼミ生がJR東海に就職した。女性だったこともあり、「入社後の研修しているとき、新幹線の車内で会うかもね」と卒業式で別れたのだが、その1年程後だったか、同年卒業の他の女子学生を含めて飲み会をしていると、「辞めるとメールがあった」と聞いた。
「何で1年も経たないうちに」と質問したところ、「会社が体質的に合わないと言っていた」と説明を受けた。そう説明されてもよく分からなかった。
JR東日本には恨みが強い。東京では中央線沿いにずっと住居があった。その中央線、今でもそうみたいなのだが、まともに運行したことがない。「私は中央線のおかげで毎日会社を遅刻しています」状態になった。
まともに定刻に会社に行こうと思っていなかったのではないか。遅れるのが常態化しているのなら、それを見越して通勤すべきだ。こういう批判はあるものの、「何で他人、この場合は他社のミスをこちらがカバーせんとあかんのや」と思っていたから、堂々と通常に、時間に遅れて通勤していた。
思うに、JR西日本は大事故を起こしてしまったので、その後は低姿勢でいる。これに対して東海や東日本は依然として態度が大きい。東海の某氏の「私の履歴書」を読んでいても、顧客目線に乏しかったように記憶している。
托卵三姉妹ではないが、JRの嫡子3兄弟は性格が似ているのではないか。大事故を起こした当時の西日本と同じ体質を、他の2兄弟も持っている。そう考えて大きな間違いはないように思えてしまう。つまり、「西日本ちゃん、運が悪かったね。神さんに(大事故が起きないように、顧客から文句が出ないように)しっかり拝みなさい」と他の2社が陰で言っているように思えて仕方ない。
「会社が体質的に合わない」という元学生の感覚も、今となってはあながち否定できないのではないだろうか。
2018/06/15