百里ヶ岳では白い花が目立った。先日の大文字山も、紹介したようにネジキが満開で、これも白い。この季節は白い花が多いのだろう。
目立ったのは白いウツギの花とヤマボウシである。白いウツギは山でよく見かけるが、ヤマボウシをたくさん見たのは初めてだった。百里ヶ岳の北尾根に群生していたが、木地山に下りても見かけた。
国分寺に住んでいた頃、近くの家に庭木として植えてあったヤマボウシを思い出す。写真を撮りに行ったものだ。その家のさらに少し先に高圧線が通っていて、5月になるとカッコーが止まって鳴いていた。
托卵三姉妹の姿をこの目で見たのは、その国分寺の家の近く程度か。と、思い出した。6月初旬(大学4年、就活も終わり、単位も満了し)、甲斐駒から下りて来たときに、鋸岳の方向でホトトギスが何羽も飛び、鳴いていた。ただし姿は点にしか見えなかった。
写真はヤマボウシである。街路樹で有名になったハナミズキと同じ類であるが、ヤマボウシは国産である。言い訳しておくと、枝から上に突き出して咲くため、上手く撮れない。上手く撮れるアングルを必死で探す程の趣味人でもないし。本命は山、写真はついでと記録のためでしかない。
2018/06/07