川北英隆のブログ

敦賀での幽閉

日曜日に敦賀に旅行し、翌朝に帰る予定だった。旅行の目的は、1つは山歩き、もう1つは美味い魚を食べることだった。京都の魚としては小浜が有名だが、敦賀はその隣である。
敦賀の山として、野坂岳(913.3メートル)が有名である。とはいうものの、僕がその野坂岳の名を知ったのは今年になってからだが。
その野坂岳に登り、ついでに魚を食べようと計画をした。実は京都から敦賀まで、特急料金の不要な電車で1時間半程度である。意外に近い。切符は1660円と安い。だから、最初は日帰りかなとも思ったが、魚の魅力には勝てなかった(猫かいな)。そこで、山から下りるのを見計らい、山嫌いなカミさんと敦賀駅で落ち合うことにした。
その日の宿泊は駅から徒歩1分のビジネスホテル、食事は駅から徒歩3分の居酒屋にした。結論は、ホテルは安くてちゃんとしていた。居酒屋は魚が美味くて安かった。酒も福井の酒が何種類かあって良かった。
翌朝、日の出とともに、登山口まで歩いて15分程度の山というか丘を散策した。ビジネスホテルに戻って朝食を楽しみ、大浴場で汗を流し、「さあ何時の電車に乗ろうか」と話している最中に、大阪北部の地震が起きた。
昼過ぎには復旧するだろうと楽観的に思い、午前中は市内(港方面)を散策した。ついでに港の近くで越前そばを食べた。その途中、何回か電車の遅延情報を確認したが、動きそうな気配がなかった。
午後、駅に戻ったが、事態の進展はなかった。「しゃあないな」というので、同じビジネスホテルをもう1泊予約し、夜も同じ居酒屋で食べることにした。
そして今日、朝一番近くの電車で京都に戻った。湖西線経由が一番の電車だったのだが、乗り換える必要があった。数分遅い米原経由、東海道線経由の直通電車でも京都に着く時間がほとんど変わらないので、それにした。
実は、この選択が少し減点だったようだ。
というのも、東海道線が高槻近辺での信号機故障と安全確認の徐行運転のために、僕らの電車は山科駅に15分程度遅れて到着となったからである。山科の手前、大津までは順調だったのだが。
東海道線の遅れは発生してまだ間がないようだった。少し早く京都に着く湖西線だと、トラブルを免れたかもと思う。
結局は山科で下車し、地下鉄で市内に戻った。地下鉄はラッシュアワーだった。でも、まあまあ順調に戻れた方なのかもしれない。

2018/06/19


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