紺屋の白袴にならないようにと、京都の某化学メーカーの株主総会に出席した。某通信会社の株主総会に一昨年出席したから、今回が2回目である。
父親の遺産もあり、何社かの株主となっている。多くは僕が買い推奨したが、父親か母親が勝手に買ったのもある。最後まであまりぼけていなかったから、何を売り買いしても自由なのだが。
一昨年の通信会社の株主総会はさすがに大人数だった。株主数が20万人を超えている。個人株主がお土産につられて(半分僕も?)出席していて、質問が実にくだらなかった。携帯に対する苦情や提言ばかりだったと記憶している。だから、途中退席して帰ってしまった。1時間以上経過しても議事が決議案件に入らなかったと思う。
今回の化学メーカーの株主数は5000人もいない。京都駅前のホテルで開催され、出席者数は300人台だとかアナウンスがあった。10分くらい早く会場に着き、見渡していると、知り合いらしいのが誘い合わせて来ていたりした。会話をちらっと聞いていると、夕方にどこかで再び落ち合う相談をしていたから、年寄りのリクレーションでもあるようだ。
質問内容はきわめて真面目だった。比較的マイナーな企業だから、企業内容を知って投資しているのが多い。このため、どうしても質問が会社の業績に関するものになるのだろう。
途中退席も少なかったから、最後まで居てしまった(どういうこっちゃ)。しかもこの会社、総会後に株主懇談会があり、昼食が出るらしい。「すごいね」と思う。多くの株主はそちらの会場に移動していた。僕は、ついでだからと、駅前で山の道具を見ようと思っていた。(目当ての?)お土産だけをもらって帰ってしまった。だから昼食の内容は不明である。
実はこの会社、学生時代から知っていた。京都駅の東側に本社と工場がある。就職活動をしているとき、(前に書いたかな)某林業会社を訪問した。この化学メーカーには資料請求だけして訪問はしなかった。そんな事情だから、発展してほしいとは思うのだが、親会社が2社あって、それが発展を阻害しているのかもしれない。
株式投資としての成果も大したことはない。京都企業でありながら、少し残念である。
そうそう、お土産はマールブランシュのチョコレート菓子である。この会社の50周年記念出版とかいう「京を歩けば」というのももらった。株式投資の成果の埋め合わせか。
2018/06/22