川北英隆のブログ

カノープスと源九郎稲荷

今日の日経新聞の最終面、「星の和名で知る暮らし」を読んだだろうか。僕は読む日と読まない日があるのだが、今日のこの欄にカノープスの写真があったのでつい読んだ。そして、大和郡山市が登場するのに驚いた。
どう登場するのかというと、カノープスの和名に、大和郡山市にある日本三大稲荷の一つである源九郎稲荷が関係しているという。
そもそもカノープス(Canopus)を知っている人は星に関心が高い証拠である。日本では地平線すれすれにしか見えない。僕自身、日本で見た記憶はないものの、カノープスがシリウスに次いで明るい星だから、是非見たいと思ってきた。だから、南半球に旅行した時、今でもそうだが、注意している。いつか忘れたが、明るい星が輝いているのを見て、また位置からもカノープスだと確信したことがある。
昔、灯りがなかった頃、奈良でも見えたのだろう。地平線からほんの少し上の角度に出現するから、朝日や夕日と同じで、カノープスも赤く見える。その赤い星を狐火に見立て、奈良ではカノープスをゲンクロホシ、つまり源九郎(狐)星と呼ぶとのことである。僕は低い星の見えない時代に育ったから、また両親は星に感心が高くなかったこともあり、ゲンクロホシなんて初めて聞いたが。
今日の欄のゲンクロホシ関係の箇所だけ切り抜いたのでアップしておく。この程度なら著作権の侵害にならないと思うので。残りは今日の新聞を読んでほしいと、言い訳もしておく。
源九郎稲荷.jpg

2018/06/28


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