ピコ島からファイアル島に渡った。この島はかつて捕鯨基地だったそうで、今でもクジラの加工工場が残っており、博物館(だったか)になっている。島全体はやはり複数の火山から形成され、最近活動した火山があることでも知られている。
ホテルやレストランの大半はピコ島の対岸の港町、オルタ(Horta)にある。古い町並みを朝夕散歩すると、対岸にピコ山が大きい。7/15にアップしたピコ山の写真は、このオルタに移るフェリーから撮ったものである。だから、オルタの町からも同じように見える。
ファイアル島では火山を散策した。島の西端、小さな火山のカルデラを歩いて最近の噴火でてきた新しい大地、カペリニョス火山まで歩くハイキングが1つ、ファイアル島の中心部にある大きな火山(Pico do Faial)のカルデラを一周する(約8キロの)ハイキングがもう1つである。それぞれハイキングの後に、近くのピクニック場でのランチが待っていた。
Pico do Faialでさえ1000メートルばかりの山である。なだらかで、頂上付近まで道路が付けられている。このためハイキングコースとして人気がある。
とくにPico do Faialでは狭い道ながら、たくさんすれ違った。時計回り、反時計回りのどちらでも歩ける。
「なんで2回もハイキングを、それも車を使ってまでするんや、山登りに来たんやろ」と言われそうだが、前にも書いたように、1日はピコ島からのフェリー欠航のための予備日である。日程消化のために仕方ない。
写真は島の西端のハイキングのもの。Cabeco Verdeという火山(ひょっとしてこの地域の総称?)から最近噴火したカペリニョス火山(茶色い部分)を遠望したものである。この過去の噴火によってファイアル島の面積が広がったとのこと。
その向こうは大西洋である。手前にある小さな火山はCabeco do Cantoと呼ばれている。cabecoとはポルトガル語で「頭」の意味らしい。
2018/07/22