サンミゲル島では茶畑を見に行った。諸島で唯一茶畑を経営していて、紅茶だけではなく、緑茶も製造しているとか。ヨーロッパでも珍しいのだろう。とはいうものの、緑茶は薄くて、日本のものとは異なる。かつて中国人が指導したらしい。
そんな茶畑での収穫は猫2匹である。珍しい茶畑を見ようというのか観光客が多いので、猫達は人慣れしている。我々が着くと、仲良く出迎えてくれた。
一通りの見学を終え、「まだいるかな」と探したところ、建物の下の茶畑で遊んでいた。建物は丘陵の上部に建っている。
階段を下りると、2匹が真剣にほたえていた。写真がそれである。何回もころころして、楽しそうだった。他に遊びもない田舎なのだろう。近くに家もないし、猫は2匹だけなのかもしれない。
そんな猫を観察した後、茶畑を見ると、茶の木に混じって雑草も生えていた。手入れが行き届いていないというか、除草剤を使わない自然栽培というか。日本の茶とは別物であることだけは確かなようだ。
2018/07/26