川北英隆のブログ

どんな所で泊まるのか

ヤウンバクではゲストハウスを予約してもらっていた。ゲストハウスの写真をアップしておく。泊まったのは手前の高床下の家である。村の他の家と区別がつかないものの、新しいとのこと。我々が最初の宿泊者だとも聞いた。
高床式がセピック川流域の建物の特徴である。雨期に大水が出たとき、浸からない。
壁や屋根は椰子の木を利用している。竹も要所に使われている。柱や床は木である。窓は網戸になっている。想像できるように、建物はよく揺れる。隣の部屋で同宿者が寝返りをうつと、それとわかるほどである。
部屋は区切られていて、天井から蚊帳を吊って寝る。風がよく通り、朝はタオルケットをかけたくなる。とはいえ、寝る時刻の空気は非常に蒸し暑い。確認していないが、湿度がこの日本よりも高いと思える。風呂(シャワー)がないから、一日の汗を流せていないことも影響しているだろう。
電気はと言うと、自家発電装置がある。ゲストハウスだけではなく、他の家も蛍光灯が灯っていた。写真にあるように、太陽光発電もある。携帯電話用だろう。
水はというと、水浴びなど川を利用することも多いようだが、このヤウンバクには山から水道が引かれている。最初の日は利用しなかったが、2日目はその水道で体を洗い、汗を流した。
虫は予想していたよりも少なかった。時期が良かったことと、虫除け対策に万全を期したこともあろう。
問題があったとすればトイレだろう。住居の小型版の小屋が100メートルほど奥にあり、殺虫剤で蚊を避けながら用を足す。
とはいえ、全般的に思っていた以上に快適な2泊だった。
20180814ゲストハウス.JPG

2018/08/14


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