川北英隆のブログ

ハウスタンバランの彫刻

8/15、カンガナム村のハウスタンバラン(精霊の家)をとり上げた。古いハウスタンバランがそのまま残っているので有名だとも書いた。その建物の写真をアップしておきたい。建物の写真だけでは「わからへん」との声があったものだから。
上の写真は豊穣の神である。女神である。正面の柱と裏の柱に祀られている。そのうちの裏側である。表は日光に晒され続けたせいか、あまりにも生々しい(何のことかな)。裏側は本来の姿が垣間見られるし、彩色もある程度残っている。
なお、豊穣の神を囲む柱のようなものは工事のための足場である。建物の上部の飾りを含め、修復作業が行われているようだった。
下の写真は精霊の椅子に架けられた仮面である。男のようだ。豊穣の神もこのように飾られているのだろうが、建物の上部にあるためだろうか、少し(かなり?)イメージが違っている。
仮面の後ろが椅子の正面である。この椅子に精霊が降りる。魂が抜き取られるとの意味で撮影禁止の村もある。カンガナムではいとも簡単に「OK」が出たが。
椅子の正面は仮面にとっては裏側であり、小さなクロコダイルの細工が施され、引っ掛けるようになっている。写真の右横の柱には大きなクロコダイルのようなものが彫られている。建物の他の柱にもさまざまな彫刻があり、興味深かった。
20180823ハウスタンバランの豊穣の神.JPG

20180823精霊の椅子裏面.JPG

2018/08/23


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