川北英隆のブログ

プラスト廃止反対のあほんだら

環境への対策から、プラスチックのストローを廃止しようとの動きが高まっている。何でそんな小さな物からなのかはわからない。もう1つ、そのプラスチックのストローを廃止してもらったら困るとの意見もあるそうだ。
ストローから始まり、より大きなプラスチック製品を縮小しようとの動きが始まっている。日本でいえばスーパーのレジ袋がやり玉にあがるだろう。それがないとゴミの回収時に困るのだが、仕方ないかも。
少し前に書いたように、発展途上国(中国はもちろん、日本も多かれ少なかれそうかもしれないが)、レジ袋は最も目立つゴミそのものである。紙か葉っぱにすべきだろう。
次に日本では、発泡ステチロールの容器も大問題だろう。何でもかんでも、発泡スチロールに入れられているし、さらに何重にも包装してある。思い出したが、菓子類も「衛生上」を通り越し、何重にも包まれている。大きく見せるための、要するに上げ底のための新技術である。これを止めればすっきりする。
ストロー廃止に対して、障害者には曲がるストローが必要だとか、紙ストローでは30分でぐにゃぐにゃになり、飲めなくなるとかの「批判」がある(読売新聞ネット版)。
障害者の批判に関しては、どんな障害者なのかは不明なものの、いざという場合にはプラスチックのストローを使っていいのではないかと思う。
これに対して、紙ストローの耐久性に関する批判は、アホとしか思えない。「容器に口をつけて直接飲めや」、「上品ぶってストローがいいのなら、とっとと飲めや」、「そもそも30分もかけてストローでちびちび飲むなんて、いろんなとこに迷惑がかかってるやろ」と思ってしまう。
僕はコンビニのコーヒーを飲んだことがない。コーヒーがそんなに好きでないから(ビールのほうが好きだとか)。そこで普段、僕が新たなプラスチックと出会うのは、買い物のときの容器や包装、郵便物のプラスチックの封筒か。ビールをストローでは飲まないし。そうそう、購入する衣服も化学繊維使用が多いか。
日本は比較的リサイクルの仕組みが進んでいると聞く。とはいえ、プラスチックを使わないのが一番だろう。一方で発展途上国のゴミ事情を見るにつけ、現地国の実態を真剣に考え、対処することが、大企業として本来取るべきESGへの配慮だろう。

2018/08/26


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