パプアニューギニアを訪問してから2ヵ月近く経過した。現地人との関係を懐かしく思い出す旅行はそう多くない。パプアニューギニア以外には、キリマンジャロ、バヌアツか。
そのパプアニューギニアだが、アルコール類を村に持ち込むのは要注意と、英語版のガイドブックに書いてあった。実際のところ、持ち込んで飲んでいても誰も文句を言わないし、欧米人(豪州人かな)が多い宿泊施設ではアルコール類が普通に売られていた。
現地では、普段はビールを飲んでいた。ホテルで飲むことが多かった。現地の物価からすると安くはないものの、日本の感覚では高くもない。村で売っているところもあったが、冷えていないのが玉に瑕。とはいえ、乾いた喉には玉であることに変わりないのだが。
ホテルではオーストラリアのワインも飲める。普通のワインなので感動がないものの、ビールばっかしではというので、それなりに楽しめた。ワインは、日本の感覚からすると安いと思う。居酒屋では安くなっているかな。
旅行の終わりになると、当初両替した現地通貨の残高が気になってくる。というのも、セピック川ではドルが流通しておらず、両替もできない。前もってそう聞いていたから、首都のポートモレスビーで多目に両替した(してしまった)。ちなみに、ポートモレスビーでは円から現地通貨への交換が可能である。
多目に両替したものだから、我々4人は全員、現地通貨を余していた。土産物が(うち2人は現地の木彫りを土産というかコレクションに買うのだと張り切っていたのに)安すぎたこともある。
現地通貨から日本円への再両替は交換率がすこぶる悪い。それならというので、最終日が近づくにつれて大盤振る舞いになっていった。そんなある時、僕は、ふと見つけたラム酒を買った。値段を忘れてしまったが、375ミリのボトルが日本円換算で1500円程だったと、うろ覚えしている。ラム酒としては高い。
それを、このブログを書きながら飲んでいる。「ラム酒を飲みながら書いている」が正しい表現かもしれないが。実は、このラム酒がえらく美味い。パプアニューギニア生産、WARRIOR(悪酔い?)という銘柄である。これなら1500円の値打ちがあるかもと思ってしまう。単なる酔っぱらいの寝言かもしれないが。
2018/09/27