川北英隆のブログ

和泉葛城山へ

南海の岸和田駅で塔原行きのバスに乗った。平日だから7時前のバスがある(土日は10.00発)。平日のバスに乗れるのはリタイア組の特権だ。ええっ、「以前も乗ってたやろ」って。
それはともかく、直前のブログで書いたように、バス沿線の民家の屋根にはブルーシートが目立つ。台風の被害である。それと同時に目についたのが祭りの提灯である。泉州の「だんじり祭り」のようだ。ネットでみると、そこら中の町でやっている。
子供の頃、泉州の端、田尻町に父親の戦友(安宮さん)がいて、遊びに行ったことがある。ネットで見ると、そこでも「だんじり祭り」をやっている。その祭りには、山車(だんじり)の試験曳きと本番があるらしい。山歩きにはどうでもいい話だが、後学のために。
終点の塔原でバスを降りる。登山の道標はあまり親切ではないが、左岸(山に向かって右側)に付けられた車道(林道)登ることだけはわかる。村を過ぎ、薄暗い車道を登る。右手に分岐があり(地形図にある池への道か)、そのすぐ先で林道の「通行止め」の表示があった。構わずそのまま進むと、右手葛城山への表示がある。ここから山道である。
尾根近くなり、右手に道を分ける。葛城山へのもう1つの登山道、蕎原からの道である。この道は昨年の台風で通れないとネットにあった。実際のところどうなのかは不明である。
枇杷平を過ぎ(灯籠だろうか、崩れている)、林道を一度横切り、再度林道と出会ってしばらく歩く。尾根のすぐ東側に林道が付けられている。ここから葛城山の山頂まで標識が完備している。
林道が尾根を外れる箇所で、右側の登山道に入る。最後の登りである。左手に水場がある。それまで植林が多かったのだが、ここから広葉樹の自然林が目立つようになってくる。葛城山はブナで有名である。確かに、大きなブナが残っている。
尾根の東側に出るようになると山頂が近い。倒木もあるが、メインのハイキングコースだけに処理されている。石段を上がるとハイキングコース上の山頂(858メートル)に着く。神社があるが、ほとんどが風で倒されたようで、処理した跡が痛々しい。
南側に下り、西側の展望台に寄る。和泉山地の主稜の連なりの展望は今一つなものの(葛城山の高さがずば抜けていないため)、高野、和歌山、関空、淡路島、大阪方面の展望が素晴らしい。
ここから槙尾山を目指して東に縦走するのだが、途中まで道標は皆無に近かった。
まずは車道を東にたどり、葛城山の本当の頂上、一等三角点のある865.6メートルのピークを目指す。
電波塔を左手に見ながら稜線の南側を歩く。アップダウンの少ない道路である。車道が南に下る地点で、尾根に沿い、ほぼ直進している山道に入る。少し登ると、やはり電波塔のある山頂に着く。ここまで倒木が目立つものの、電波施設があるためだろう、しっかり刈り払われていた。
三角点を過ぎると、いよいよ本格的な山道である。倒木がどうなっているのか、少し心配だった。
写真は葛城山山頂の神社である。周りがやけに明るいのは、神社を囲む木が倒れたせいだと思える。
20180929葛城山の神社.JPG

2018/09/29


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